【ストーリー】 和也は大学を卒業しバンドが解散した後も、一人路上ライブを続けながらオーディションを受け続けていた。だがオーディションは二次審査止まり。同期は一般企業に就職し、自分のことを認めてくれた後輩も一足先にデビューが決定。田舎の父に「帰ってこい」と何度も手紙で催促され、次第に自分の進退を考え始める。そしてある日、彼はひとつの決心をする。いつも遠目から眺めるだけだった、憧れの音楽ホール。和也はついに、そのステージに立つ。観客0、スタッフ1人、ミュージシャン1人の単独ライブが、幕を開けた。
「夢を追い続けること」と、「夢を諦めること」。これらと真摯に向き合った作品。重いテーマを中心に据えつつも、監督独自のギャグやユニークな演出を織り交ぜることで、作品の明暗のバランスを取ることに成功している。小松利光、渡部直也ら、今後の研一郎映画に欠かせない存在となっていく役者陣が初めて顔をあわせた、記念すべき映画でもある。第7回JCF学生映画祭入選・CampusNavi賞。
【出演】
松尾淳一郎/永田奈津子/渡部直也/高林松生/宍戸勇貴/大木寛之/小松利光
円田浩二/神谷洋平/松尾良樹/久家雅博/松本昂/重田晴子
【ホール撮影班】
鈴木研一郎/針谷大吾/宮川鉄平
【公園撮影補】
松尾淳一郎
【録音】
松永準
【照明】
松本昂/伊藤整/神谷洋平/円田浩二
【小道具】
松永準/松尾淳一郎/永田奈津子/神谷洋平/渡部直也
【照明装置操作】
松本昂
【音響装置操作】
久家雅博
【機材協力】
郡司一行
【運搬】
久家雅博
【音楽】
鈴木研一郎 ほか
【監督・撮影・脚本・編集】
鈴木研一郎 |